2006年01月16日

リールのお手入れ-注油編1

いよいよ注油編です。まず最初はオイルとグリスについてです。間違ったことを書いていましたらコメントからご指摘いただければ幸いです。


下の図は以前境港のルアーフィッシングで吉田さんが公開されたシマノのオイル/グリス使用区分です。メーカーはこのように使い分けることを推奨しています。

b83a15df.jpg

クリックをすると境港のルアーフィッシングのサイトにある大きいサイズの
画像が表示されます。黄緑色の囲みは吉田さんが付け加えられた注釈です。


本来、耐摩耗性、耐久性を考えるとローラークラッチ(インフィニットストッパー)以外の所はすべてグリスを使用するのがよいのですが、ではなぜオイルを使うのか…それはグリスは粘度が高いので巻き重りをして使用感が非常に悪くなるからです。そこで耐摩耗性/耐久性が要求される箇所にはグリスを、使用感が優先され注油しやすい場所にはオイルをと区分されているわけです。

ここで一つ覚えておいていただきたいことがあります。オイルを使うほどに巻き心地は軽くなるのですが、オイルはグリスを溶かして流してしまうということです。私は使用感優先でオイルを多用しますので、このブログを見てオイルを差し始めたらオイルを切らさないようこまめにメンテナンスをしてください。何も難しいことではありません。釣行10時間くらいにオイルスプレーを何ヶ所かにプシュとしてやるだけです。


a798d4bf.jpg


例えばベアリング、シマノのリールに使われている両面シールドと開放型のAR-B。

通常、両面シールドタイプのベアリングには最初にグリスが封入されています。このタイプのベアリングにオイルを入れると中のグリスが溶け出します。一度グリスが抜けるとシールドをはずさないとグリスを入れることができないのですが、軽やかな回転フィーリングはグリスにオイルが混ざった状態で得られますのでオイルを差したいわけです。中では小さいボールが高速で回転しますのでグリスが減少していく分絶対オイルを切らさないようお願いします。

AR-Bが開放型であるというのはグリスでもオイルでも内部に入れやすいようにという設計思想ではないでしょうか。耐久性重視ならばグリスを回転フィーリング重視ならオイルを差してください。


次回は釣行後の簡易メンテについて書きます。

Posted by at 09:55│Comments(2)TrackBack(0)リール 

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この記事へのコメント
大溝さんこんにちわ。
大溝さんが境港のBBSにコメントされたことを自分なりに解釈して書いてみましたが、うまく咀嚼しきれてないところがあるかもしれません。これから注油編2~4まで予定していますが、間違ったことを記述しましたら是非ご指摘いただきますようお願いします。
Posted by tap at 2006年01月17日 17:08
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充実した内容ですね。
これは掲載の必要が有りますね。
ARBですが、開放型の方が、メンテナンスがし易いです、水分が混じっても、潤滑剤を注せば使用可能ですし、塩噛しても、潤滑剤で洗えば使えますし(使用後要メンテ)、ただし、材質が腐食、変形しなければですが。
無電解ニッケルメッキで、メッキして、腐食、磨耗性を持たしたのですが。現在ARB等に施してある無電解ニッケルメッキ(無電解ニッケルメッキには種類が有ります)に不都合が出ているようですが?。
価格を安くして欲しいですね。
Posted by 大溝 at 2006年01月17日 15:18
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