ベールアーム周りを改造するに当たりローターをはずしたのでついでにここまで分解してみました。どこかのだれかみたいにいきなり全分解するような節操もない勇気は持ち合わせていません(笑)

スライド機構はクロスギア上を摺動子が移動するタイプではなくカム式。上位のエアレックスとナビにはこれに摺動子ガイドが一本付きます。その上のアルテグラからステラと同じクロスギア式です。
分解しながら思ったのですが、各所のグリスがなんか必要最小限しか塗布されていません(;´Д`)究極のコスト削減が図られているというか、このクラスのリールをいつまでも使われても困るという意図が見え隠れしているような…このクラスのリールを使う人はノーメンテで壊れるまで使う方が多いでしょうし…
で、内部にグリスを追加。少し巻きが重いのでオイルスプレーを少量全体に吹き込んでおきました。使い込んで各所が馴染んできたときにどう変化するか楽しみです。

さて、ベールアームの交換ですが、上の画像四角の囲みアームバネガイドが樹脂製で部材が太いのでこれだけはアームバネガイド(A)/アームバネガイド(A)カラーと交換が必要でした。こういう場所に樹脂製を使うというのもコストを抑えつつわざと耐久性を落としているとしか思えません。
その他必須機能ではないですが、ベールを起こしたときにカチッと音を出すための音出シピンと音出シバネを追加、それとフリクションリングを追加しました。これらは上位機種との差別化に省略された部品で無改造で取り付け可能です。
ここまでかけた部品代が735円(税込み)、本体と合わせて3,911円です。これだったらあと1000円出してベアリングがAR-Bで摺動子ガイドがついてるエアレックスを買うのが正解だったかな…ただ現行のエアレックスはベールアームが02タイプなので、05ベールが装着されるであろう06?次期エアレックスが出るまで待ちたいですよね。
余談ですが、ナビとエアレックスの違いはバイオマスターとアルテグラの関係と同じようで定価の2300円の違いがラインローラーのベアリング一個分のようです。こことマスターギア右のブッシュをベアリングに交換できると思います。
どんどん話がそれていくので、その3につづく(^^ゞ