さて、最近ネットで知り合った某釣り人からリールの修理依頼がありました。症状はハンドルをクルクル回すと3周おきぐらい毎でハンドルが重くなる(抵抗がある)というもの…フリクションリングがのびのびなんじゃないの?と適当に回答し修理を引き受けることに。
やってきたのは'04BIOMASTER C3000L

リアドラグのリールです。

リアドラグのリールです。
症状を確認すると、たしかに一瞬巻きが重くなる位置がある。どうも摺動の下死点(スプールが一番下がった位置)で問題が発生している模様。クロスギアピンの固着?でもそれなら上死点でもなりそうだが…と原因を掴めぬままとりあへず分解してみることに(汗)
はじめて手にするリアドラグ式のリール…分解図見ながらふ~んなるほどこうなってんのかとあちこち触ってみる。どうも分解するには後ろに突き出たリアドラグの分解からはじめないといけないようだが
わからねぇ!分解のとっかかりがわからねぇ(;´Д`)
自分のリールならチカラワザでやってしまうのだが、他人様のリールでそれをやるわけにも行かず途方に暮れてしまったσ(^^;)はやっぱりチカラワザで分解してしまいました(´Å`)

ここまで分解してようやく普通のリールのスプールをはずした状態と同じになる。ちょーやねこい。分解図を見ればなんとか組み上げはできるだろうが、まぎらわしい部品が多そうなのではずした順に並べていく…
そして、なんとかフタを開けることに成功(;´Д`)


画像の状態でローターをくるくる回していくと、下死点に差し掛かったとき摺動子が変な動きをする。???よく見ると…
なんと!黄色い円のところに異物があるじゃないですか!


どこかの部品がはずれたのかと分解図を見ても該当するような部品はないし、これって体の中にメス残したまま縫合しましたっていうのと同じだよシマノさん!機関内部をあちこち移動してたまたまここに来て問題が発覚したけど、マスターギアとピニオンの間に挟まってハンドルが突然ロック!それが元で骨折でもしたら裁判沙汰ですよ!大げさ?(汗)
見るところ摺動子の固定ボルトのようですが現物の物とは太さが違いました。別の機種の固定ボルトを取りつけようとして着かないのではずす。その際機関内部に落として放置という感じでしょうか?
月曜日の朝イチ製造だな、このリール(笑)
さて、内部清掃グリスアップも終了しいよいよ組み立てです。なにせチカラワザで分解したんで組み上げの勘所もわかっていません(;´Д`)
はぁぁぁぁ苦労したぁぁぁぁ(;´Д`)(´Å`)(汗)大汗
ちゃんと構造を理解して組み上げましたのでご安心を→そにそに
ちゃんと構造を理解して組み上げましたのでご安心を→そにそに