=======================================================================
11月の某日、転職して四国に行くという寝不足のウラバン・ユースケと ぬ の3人で川の中流にお別れ釣行をすることになった。
夜も更けた頃、3人は広いフィールドにちらばり思い思いの場所で振り始めた。オレが選んだのはストラクチャーがらみのポイント。ここは川幅も狭くブルスコをフルキャストすれば対岸の駆け上がりからストラクチャーに着いてるやつをも狙えるところ。ウラバン・ユースケと出会うまで回遊待ちしか知らなかったオレに着き場狙いという釣りを教えてくれたお礼に今日は是が非でもここででかいのを獲って恩に報いたい!そんな気持ちでいっぱいだった。
少しずつ立ち位置を変えながら何キャスト目だっただろうか…ダウンクロス気味に対岸めがけてフルキャスト、ストラクチャーの潮上50cm、駆け上がりの先1mという絶妙の場所にブルスコは着水した!急ぎラインスラッグを取りとろとろっと5巻きほどしブルスコが駆け上がりに差し掛かった瞬間、グッ!っと手元に重量感のある当たりが伝わってきた!!
ロッドを上向きに大きく煽り合わせを入れると
ガボッガボッガボッ!!
っと、今まで釣り上げてきた90台とはあからさまに次元の異なる重厚なヘッドシェイク!
そして、スピード感はないもの
ジィィーーー、ジィィィィィィーーーーーィィィ!
ジィィィィィィーーーーーーーーィィィ!!
ジィィィィィィーーーーーーーーィィィ!!
と、トルクフルにドラグを出していく!
もう、キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!なんていうレベルじゃない
キ、キタ(゚Δ゚;)ついにキタ(゚Δ゚;)
アリビオでメーターオーバー釣ってネ申になる日がついにキタ(゚Δ゚;)
アリビオでメーターオーバー釣ってネ申になる日がついにキタ(゚Δ゚;)
もう足はガクガクブルブル…
が、それにしても止まらない…出は徐々に鈍化しているもの相変わらずドラグは出っぱなしの状態だ。いくらフェルトワッシャー3枚構成で手を抜いてない造りとはいえアリビオの\600スプールに全幅の信頼を寄せるわけにはいかない。下手にドラグツマミを締めてロックさせてしまったら一巻の終わりだ…オレはスプールエッジに軽く手を添えハンドドラグでようやくヤツを止めた。
もうヤバイくらいドラグを出されいつストラクチャーに潜り込まれてもおかしくない状況になっている。止まるには止まったものまったくリールを巻けない状態、オレは少しずつ少しずつ潮上に移動しストラクチャーから引き離しにかかった。が、移動した分だけまたジジジジジィィとドラグを出されてしまう。
もう一度走られたら終わり…、これは獲れないと覚悟したオレはせめて生き証人にファイト振りだけは見ておいてもらおうと近くに民家がないことを良いことにあらん限りの大声でウラバンと ぬ を呼んだ。
『ユースケーェ!ユースケーェ!!』
そう、二人ともユウスケなのだ(笑)
息を呑むほどに緊迫した場面での笑い話…失礼した
もう何分膠着した状況が続いてるんだろうか…相変わらずジィ、ジィとドラグは出ているがラインは徐々に手前の岸と平行になり、暗くて良くは見えないがヤツは50mほど下流で岸際の水面に姿を現しパチャ、パチャと鼻を上げている。
勝った…
勝利を確信しつつも、いつ急にヘッドシェイクをかまされても対抗できるようロッドがスイープに曲がるように荷重を掛けながらリールを巻いて近づいていった。
フーッ!フーッ!…フーーーッ!
フーッ!?(゚Δ゚;)
フーッ!?(゚Δ゚;)
そこへようやく助太刀に現れた ぬートリア・ユウスケ
『ギャハハハ!タッコさん、なにオレ釣っちょーね m9(^Д^)プギャー』
そう、そこには60cmはあろうヌートリアの成獣が怒りに声を震わせ吠えていた_/~|○
よく見ると、しっぽの付け根と肛門付近にガッチリ、ブルスコのフックがフッキングしている( ;´Д`)なんとかブルスコを回収しようとはずしてリリースしてやろうと ぬートリアと格闘した顛末の方が話し的には面白いという噂もあるが、
結果的に(ブルスコを)取り逃がしましたorz
最近、こんなネタばっかり…(´・ω・`)
最近、こんなネタばっかり…(´・ω・`)